片貝神社(東片貝町)

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 市道陸運南通り運輸支局入口信号交差点の南側に鎮座する片貝神社(前橋市東片貝町)。
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『虚空蔵尊鰻池の由来
 片貝虚空蔵尊は遠く桃山時代に上野国南勢多の郡片貝の郷に鎮座し全国から其の霊験に浴する信仰者が数多かった。
 鰻は虚空蔵尊の化身として信仰者から特別の保護を受けた。勿論片貝の住民は鰻は虚空蔵菩薩の化身なるが故に絶対に食する者はなかった。なお、片貝の水を三日間飲用した者は向う三年間は鰻を食用しなかったとの云い伝えも有った程である。特に眼病治癒に霊験あらたかな事から、当時の医学の進歩しなかった時代の為、難病や眼病の治癒祈願の為、鰻を奉献する事を誓い、大願成就して鰻を此の池に放流したものです。其の為か此の池の鰻は祈願奉納した患者の身代りとなって眼を患い、片目の鰻となっていたと伝えられています。
 此の様な霊験を知って永年も過ぎた現在でも、沢山の信仰者から此の池に鰻を奉納されています。
 虚空蔵尊の霊験を一層深めたいとの為に此処に虚空蔵尊鰻池の改修に当り、古くから伝えられた由来の一部を記述した次第であります』
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 拝殿。
 桂萱村誌によると、弘仁二年(811)に伝教大師の弟子宥海上人がこの地に庵を結び、自ら彫った虚空蔵菩薩の像を安置したのが創始であり、古くは星宮とも称していたが神仏判然令により天之御中主神を御祭神とし、虚空蔵菩薩は分離して隣の虚空蔵堂に祀られるようになったのだそうだ。また、初めは桂萱大塚古墳の頂に祀られていたが神仏判然令によって分離された際に古墳の前方部を切り崩して本殿を造営したとも記されている。
 ここから赤城山を見ると丑寅の方角に赤城山の小沼があり、赤城信仰においては小沼の神である高野辺大明神の本地物は虚空蔵菩薩とされることから、里宮として創建されたのではないかとの考察もあった。
 現在の主祭神は天之御中主神であり、他に大日霊命、倉稲魂命、誉田別尊、菅原道真公、大国主命、市杵島姫命、素戔嗚尊、そして不詳一柱の神が祀られている。
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 能満虚空蔵菩薩堂。
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 狛犬ではなく、虎と牛。つまり丑寅。
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 神楽殿と収蔵庫。
『所在地 前橋市西片貝町1460
 所有者 片貝神社太々神楽保存会
 管理者 片貝神社太々神楽保存会
 祭礼日 一月十三日・四月十三日
 明治のはじめ総社神社から伝えられた里神楽で、祭礼日には、五穀豊穣、疫病退散を祈願して舞が奉納される。その際「太幣」「神招」「伊佐奈岐・伊佐奈美命の舞」「天の岩戸の舞」「猿田彦大神御供」の五座は必ず舞われ、二十一座が演出される。
 愛嬌舞である「釣場の舞」では観衆が盛り上がる。昔は、この神楽を舞える舞子連は片貝に生まれた長男だけであり、五年間は舞子連から抜けられないきまりになっていた。しかし現在はこのしきたりはなくなり、保存会により神楽を後世に伝承するための努力がなされ、中断されることなくその格式を保ち続けている』
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 天神宮と神明大神、山神、大黒天、その他末社群。
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 八坂社、子権現、秋葉宮。
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 早虎稲荷神社参道入口。
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 早虎稲荷神社の脇に金刀比羅宮。
 桂萱村誌によれば、松平朝矩が藩主として前橋城に入った折、城の丑寅に虚空蔵尊があることから鬼門除けとして早虎稲荷を造営したと伝えられているようだ。
 また、北条氏照の家臣である師岡山城守が当地の領主である設楽備前守を伴なって領地件分を行った際、一行が萩生の原を通り掛かると一匹の狐が現れ、頭を下げなにかを訴えようとしているので、その後に付いて行くと狐はそこに座り再びなにかを伝えようとして来るので、その地に祠を建てたとの言い伝えもあるようだ。尤も、こちらの言い伝えでは萩の宮稲荷と言う名で伝えられており、早虎稲荷と顕徳稲荷が混同されて伝えられているようだと郷土誌に記されていた。
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 お狐さま2号。
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 お狐さま3号。
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 参道左手側に伊勢両大神と征清記念碑。右手側に猿田彦命。
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 湯殿山大神・月山大神・出羽大神、天照皇大神x3、羽黒山・湯殿山・月山。
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 裏手には桂萱大塚古墳後円部。石室の入口も見える。
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 猿田彦大神x2。
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 墳頂に湯殿山大神・月山大神・出羽大神x2と三笠大神・御嶽大神・八海大神。
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 墳頂から見た片貝神社本殿。
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 古墳後円部と早虎稲荷神社裏参道入口。

 ……蚊が多い。とにかく蚊が多い。嫌になるくらい蚊が多い。
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