女躰神社(亀里町)

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 阿内城三の丸跡に鎮座する女躰神社(前橋市亀里町1194)。
 左の石柱には明治三十四辛丑年(1901)九月吉日と刻まれている。鳥居前の道幅は車一台分に少し余裕がある程だが、神社西側はもう少し狭くなり、ロードスターでギリギリ通り抜けられるくらいなので、車幅のある車ではきついだろう。
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 鳥居。
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 境内。
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 下川淵村誌に記載された境内見取図。
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 社殿。
 右の石祠は八坂神社。狛犬の台座には「阿内宿氏子一同 平成五年十二月吉日建之」と刻まれており、明治四十一年(1908)一月二十二日に亀里の諏訪宮に合祀された後、現在になってもこちらで祀られていることがわかる。
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『女躰神社
 阿内宿にある。昔は、旧十一月三日に、ゴゴシンジと云う祭があった。その時は、白木のお膳が九十九膳あって、それで供えものをした。現在では膳は破損してしまったけれど、祭りの日を九十九膳と云って、その日に油餅をついて、めいめい供える。

 阿内宿字城に女躰神社があり、明治四十一年に諏訪神社に合併されたが、その跡にはまだ再建の小さな石宮を置き、境内地はそのままとなっている。社地が阿内宿城址といわれる一角にあり、北側は濠址、南には馬場址などを存している。また南へ出ると観音やしきの明応の六地蔵石幢がある。

 阿内宿の城址
 小字城、その南方一角に女躰神社址があり、濠址、その規模を覗うことができよう。近世築城と違って、濠と土居に囲まれた廓が不規則な回字状をしている点は、別項の屋敷の環濠と、大小の差があっても相似している。遺址は北から東へ亘って端気川が環流し、川の屈曲部と並行して田と林がロ字形に連って低地となっている。北辺の田に残る用水堀が西側の宅地を廻り、南側は用水が「山」形に東西に走って、東南側の宅地を直角に折れて、端気川に入っている。この附近の小字宿前に東西百間、巾三間の地があって、馬場跡だという。
 東辺の南角に小字太鼓櫓がある。濠址の田に囲まれた歪んだ四辺形が一段高くなり、ここが小字城の中心である。濠址と中心の畑との高低は約三尺、村に遺る城址の中でも最も原形を留めている。なお附近の小字に大町・中屋敷などがある。城に因むものと地元では考えている。阿内宿城の沿革伝承は殆ど消えて、女躰社参道を出て、表通りの西に輪廻車のついた延徳の燈籠が存して室町末期戦国時代といった頃、この城の関係者によって建てられたものと考えられる。僅かに残る伝承によって、三輪右丹がここに起り勇武をもって四隣に奮った。武田氏に属していたので上杉氏が進出するに及んで滅ぼされた。竜門の三輪氏が右丹の後であると言われる。なお、阿内宿の小字大橋はここから東南へ約一粁をへだて大橋の南、小字古城址と南北に連る。端気川の西岸に位置して、地名のとおり小字城の城址よりも古い城跡だと、土地の人に信じられている。別項の五輪塔、南端に石の八幡の宮があり、平夷されて田となっている』(「下川淵村誌より抜粋」)

『羣馬縣管下上野國東群馬郡亀里村字城
 無格社女體神社
 明治四十一年一月二十二日許可、同大字村社諏訪神社へ合併
一、祭神 伊邪那美命
一、由緒 不詳
一、本社 間口弐間 奥行壱間半
一、境内 貮百四拾坪 官有地
一、境内末社 壱社
 石神神社 祭神 八衢比古神 八衢毘賣神  由緒 不詳  社宇 方弐尺
一、信徒 百拾人』(「上野国神社明細帳」より抜粋)
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 末社。上野国神社明細帳の記述により、石神神社と思われる。
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 下川淵カルタ。
 力丸城跡にも同じ物が建てられている。ここからだと南東に直線距離で2.7km程の場所。

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 女躰神社の西70m程の位置にある阿内宿公民館前に置かれた石幢と石仏など。
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 下川淵カルタ。
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 石幢の案内板。
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 石幢の他には道祖神、馬頭観音、如意輪観音、青面金剛塔、馬頭観世音塔などが並んでいる。
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