八雲神社(分梅町一丁目)

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 分梅通りに面して鎮座する八雲神社(府中市分梅町1-18-5)。
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 鳥居の柱には安永七戊戌歳三月吉日と刻まれているので1778年の造立。
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『天王宮八雲神社「天王さま」の歴史
 当天王宮八雲神社は、古くは天王宮と称され祀られて居ました。
 明治初期の神仏分離令により当祭神は、神仏習合とみなされて八雲神社と改号されましたが、今日も分梅(分陪、分倍、分配)地域の鎮守様として多くの方達の心の拠り所として慕われ祀られてきております。
 天王宮の祭神は牛頭天王、八雲神社の祭神は素盞嗚尊でありますが合祀されております。
 当社の創設年は未詳であるものの、分梅通り(陣街道、古鎌倉街道)に面した境内の東北角(社地)には、元応元年(1319年)の木に抱かれた石板碑、享保九年九月(1723年)に祭神像、安永七年(1778年)に石造の鳥居等が現存しております。
 今より遡る事約七○○年以前には、社は存在していたと思われています。
 現本殿は、安政四年三月(1857年)鎮守御宮請負書に依りますと、但し三尺五寸社、大流れ造り、腰四手先組、柱上三手先組、巨細絵図面の通、引渡しは万延元年十二月(1860年)と記されておりますが、今回の修復(2007年)で文久三年三月(1867年)に完成したことが新に判明しました。
 造りの概略は、腰に組物が付き屋根は、千鳥破風と唐破風の付いた一間社流れ造りで壁面全てに彫り物が刻まれた総欅造りです。神社の配置は、本殿を覆屋で囲い前面に、拝殿を置き、間に瑞垣で仕切られた幣の間を配置した形式となっています。例年の祭祀「天王祭」は、かつては春(旧暦五月二十五日に斉行されて居ました)が近年では、七月十四、十五日に近い土、日曜日に神輿、太鼓の巡行と共に斉行されています。
 神社祈願は、疫病除け、縁結び、安産、子孫繁栄、無病息災、家内安全
等に願いを朝夕礼ともに尽くされて来たと伝えられております。
 この様に歴史を刻み先人達により残された貴重な遺産を守り多くの崇敬者の信仰心とも相俟って先人の遺徳を子々孫々に亘り引き継ぎ、末永く祭祀を斉行しこれからも多くの人々の拠り所として皆様と共に崇敬の誠を尽くしてまいりたいと思います。
 また同境内にある稲荷神社も天王宮と同じく古くより祀られております。
 祭神は稲荷神(宇迦之御魂神)この祭神は、農業、穀物の神様で当分梅もほとんどの家が農業を中心とした地域であった事から祀られて来たと思われております。
 当社の創設年は未詳でありますが、覆屋は、平成四年九月に改築しました。
 神社祈願は、五穀豊穣であります。
 例年の祭祀は、かつては二月最初の午の日に斉行されて居ました、近年ではその日に近い土、日の何れかの日に斉行されています。
 又、九月一日には台風の風害から作物を守る為「風祭」と呼ばれる祭りが斉行されて居ましたが、近年では専業農家も少なくなり現在、斉行は中断されております。
 さらに、神社境内の奥には、高倉古墳群の一つ天王塚古墳(六世紀後期)が未調査のまま唯一現存の古墳として残されております』
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 拝殿。
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 狛犬。
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 社殿斜めから。
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 稲荷神社。
 この裏手が天王塚古墳なのだが、撮影しておくのを忘れた○刀乙
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 元応元年の板碑(レプリカ)。
『府中市指定有形文化財 八雲神社脇の元応の板碑
 指定 平成元年八月二十三日
 鎌倉時代の中頃から室町時代の末までのおよそ三百年の間、府中では埼玉県秩父地方や比企地方で産する緑泥片岩を板状に加工した供養塔婆が盛んに造立されました。このような石造の供養塔婆を板碑と呼んでいます。
 市内からは大小様々の六百基を超える板碑がみつかっていますが、この板碑は市内では最大級であり、加えて古道の傍らにあって造立当時に面影を残しているとみられる貴重なものです。
 この板碑は元応元(1319)年十一月八日に、大蔵近之という人物が亡き父親道仏の十七年忌追善供養のために建てたものと考えられています。
 八雲神社境内のこの板碑は、風化が著しくなり現状での保存が困難になったため、現在は複製を設置しています。
 平成二十四年三月』
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