吉原辨財天(千束三丁目)

IMGS4461s_20151103142221857.jpg
 吉原神社の120m程南に鎮座する吉原辨財天(台東区千束3-22-3)。
 こちらは吉原神社に合祀されている吉原辨財天の本宮であり、飛び境内地となっている。
IMGS4470s.jpg
 弁天宮。
 向かい側に弁天池があるのだが、撮るのを忘れていた。小さい。
DSCF4830s.jpg
 新吉原女子保険組合と刻まれた台座の上に小さな石祠……かな? なんだろうこれ。
DSCF4831s.jpg
 宇賀辨財天、辨財天、阿弥陀如来の像が安置されている。
DSCF4836s.jpg
 琵琶を奏でる辨財天と、小さな白衣観音像。
DSCF4833s.jpgDSCF4837s.jpg
 宇賀辨財天と阿弥陀如来。
IMGS4465s_20151103144641b5b.jpg
 弁天池の脇に不動明王。
IMGS4475s.jpg
 鳥居の向かい側には関東大震災殃死者追悼記念碑。
IMGS4486s_20151103144639fec.jpg
 塚の頂には白衣観音像。
DSCF4819s.jpg
『花吉原名残碑
 台東区千束三丁目二十二番 吉原弁財天
 吉原は、江戸における唯一の幕府公許の遊郭で、元和三年(1617)葺屋町東隣(現中央区日本橋人形町付近)に開設した。吉原の名称は、植物の葭の生い茂る湿地を埋め立てて町を造成したことにより、はじめは葭原と称したのを、のちに縁起の良い文字にあらためたことによるという。
 明暦三年(1657)の大火を契機に、幕府による吉原遊郭の郊外移転が実行され同年八月浅草千束村(現台東区千束)に移転した。これを「新吉原」と呼び移転前の遊郭を「元吉原」という。
 新吉原は江戸で有数の遊興地として繁栄を極め、華麗な江戸文化の一翼をにない、幾多の歴史を刻んだが、昭和三十三年「売春防止法」の成立によって廃止された。
 その名残を記す当碑は、昭和三十五年地域有志によって建てられたもので、碑文は共立女子大学教授で俳人、古川柳研究科の山路閑古による。
 昭和四十一年の住居表示の変更まで新吉原江戸町、京町、角町、揚屋町などのゆかりの町名が残っていた。
 平成十七年三月』
DSCF4825s.jpg
『二神出世この方 男女相聞の道開け 日本国は常世の春となれり 中の頃江戸の初世に庄司甚右衛門といへる人あり 府内に一廓の遊所を開き 名づけて元吉原といふ 明暦三年故ありて廓この地に移り 名も新吉原と改む 爾来年を共に繁榮しやがて江戸文化の淵叢となれり 名妓妍を競ひ万客粹を争ひ 世俗いふ吉原を知らざるものは人に非ずと 開基以来火災を蒙ること十数度 震災又戦禍を受くるとも微動だもせざりし北国の堅城も 昭和三十三年四月一日売春防止法の完全施行を期として 僅か一夜にして消滅し了んぬ 人為の天工を亡ぼす何ぞ甚しきや 二万七百余坪の旧地悉く分散して 辛くも瓢池一半を殘すのみ 有志等この池畔に一基の碑を建つるは 麗人吉原が悲しき墓標の營みなりけりと云爾
 昭和三十五年五月二十日
         白面青客 山路閑古 撰並書』
DSCF4812s.jpg
『新吉原花園池(弁天池)跡
 台東区千束三丁目二二番
 江戸時代初期までこの付近は湿地帯で、多くの池が点在していたが、明暦三年(1657)の大火後、幕府の命により、湿地の一部を埋め立て、日本橋の吉原遊郭が移された。以来、昭和三三年までの三○○年間に及ぶ遊郭街新吉原の歴史が始まり、とくに江戸時代にはさまざまな風俗・文化の源泉となった。
 遊郭造成の際、池の一部は残り、いつしか池畔に弁天祠が祀られ、遊郭楼主たちの信仰をあつめたが、現在は浅草七福神の一社として、毎年正月に多くの参拝者が訪れている。
 池は、花園池・弁天池の名で呼ばれたが、大正一二年の関東大震災では多くの人々がこの池に逃れ、四九○人が溺死したという悲劇が起こった。弁天祠付近の築山に立つ大きな観音像は、溺死した人々の供養のため大正一五年に造立されたものである。昭和三四年吉原電話局(現在の吉原ビル)の建設に伴う埋立工事のため、池はわずかにその名残を留めるのみとなった。
 平成十年三月』
IMGS4479s_20151103152914d25.jpg
 通路に沿って、千手観音や大日如来、阿閦如来、阿弥陀如来、虚空蔵菩薩、勢至菩薩、観世音菩薩、薬師如来、普賢菩薩、不動明王などが並んでいる。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
FC2カウンター
プロフィール

梁瀬

Author:梁瀬
無駄な徘徊でCO2を増やす、
方向感覚に不案内なヒト

リンク
RSSフィード