八幡神社(鼻毛石町)

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 宮城総合運動場の南西400m程の位置に鎮座する八幡神社(前橋市鼻毛石町)。

『村社 八幡神社 宮城村大字鼻毛石村字鼻石鎮座
祭 神 誉田別命、菅原道真公、建御名方命、火産霊命、早良親王、伊予親王、藤原夫人
   吉子、橘逸勢朝臣、藤原広嗣朝臣、吉備真備公、文室宮田麿朝臣
由 緒 不詳、明治三十五年六月十四日許可境内末社四社(菅原神社、諏訪神社、愛宕神
   社、御霊神社)
境内神社 七社
    秋葉神社、住吉神社、伊勢神社、熊野神社、厳島神社、稲荷神社、石神社』
(「宮城村誌」より抜粋)

『鼻毛石鎮守八幡神社は、応仁の昔、今より五百年以前、山城国南山の一角、現在の京都府の男山、岩清水八幡宮よりの分社である。
(中略)
 鼻毛石鎮守八幡神社は、清和天皇の六代目に当る孫の源義家公の御威徳により、御遷宮されたといわれる。
 応仁元年(1467)春、立派な御宮を造営して御遷宮を終り、以後毎年八月十五日例祭を行い信仰してきた。
 寛保元年(1741)に、大祭を行ったところ、その夜、残火より火災にあい、本殿、拝殿、末社、古器物とも全焼という難儀をうけた。
 その後は、仮造りの祠で、なかなか再建する事ができなかった。
(中略)
 寛保元年より一〇〇年目、寛永三年(1850)に至って、ようやく再建御造営となり、大祭典を行い、余興に歌舞伎芝居を催し幟等新調した。
 当時当村には、十二社あり(伊勢社、御霊社、天神社、愛宕社、稲荷社(三社)、熊野社、御嶽社、琴平社、諏訪社、そして八幡社)、各社いづれも、その修繕を要する状態であっても、氏子の数が少なく資金不足のため修理が出来ないので、八幡宮を造営して、これを鼻毛石村の総鎮守とし、逐次ここへ合祀する事としたのである。
 このような事情のため、京都まで参祠して再度の御分霊を願うこともかなわず、御幣、御神鏡は型ばかりの粗品を奉祭した』
(「鼻毛石のあゆみ」より抜粋)
 「鼻毛石のあゆみ」には昭和五十九年までの沿革が記されているが、長いので一部分のみ抜粋。
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 末社。何神社なのかは不明。
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 二の鳥居。
 「鼻毛石のあゆみ」によると、元は御霊宮の鳥居であったものであるとのこと。
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 拝殿。
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 硯石。
『寛治元年(1087)出羽の清原武則の孫実衡は、異兄弟、家衡と叔父武衡との戦となったため、義家公は実衡に加勢するため出羽に出陣し、その途中当地を通られ、現在の御宮のところで暫しの憩をした。
 当時名高い八幡太郎義家公のおいでのこと、村人集まり、群がり歓迎をしたという。
 この時義家公の徳を慕って、従軍を希う者が多かったので、義家公は従軍者の名簿を記そうと硯を取り出した時、干抜で何処にも水がなかったが、休んでいた南の大石の祇凹にたまっていた水を硯にとり、名簿を記したと伝えられている。
 その後は村人は、この石に七五三縄を張り、硯石と称し、大切に保存し、現存している』
(「鼻毛石のあゆみ」より抜粋)
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 日露戦役記念碑。
『明治四十二年九月、先の日露戦役に戦捷したための記念として、建碑する事となり、本社西側に鎮座する御霊宮、また、東側に鎮座する天神宮の社殿を廃して、その御神体は、本殿に合祀し、その跡へ、西側に日露戦役記念碑を、東側に社務所を建立した。
 記念碑工事費一〇二円七五銭也
 碑の表揮毫は陸軍大将乃木希典閣下附言で談揮毫をお願した時に、特に官等勲位揮毫を願ったが、直筆で送付された事は幸であったので、今なお宝物として神社に秘蔵保管は区長帳箱に保管依頼して、年々例祭には神社に掲揚している』
(「鼻毛石のあゆみ」より抜粋)
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 末社。
 一際立派な石祠は天満宮。他は不明。
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 末社。
 右端は猿田彦大神。その左側の小さな石祠は天満宮。他は不明。
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 秋葉山宮。

 八幡神社から150m程南下すると、群馬県道101号四ツ塚原之郷前橋線のそばに鼻毛石町の名の由来となった鼻石(前橋市鼻毛石町144)があるのだが、こちらに参拝した時は鼻石の存在を知らなかったので写真は無し。
 また後でこちらの近くに行った時にでも撮影して来よう。

 7月21日追記。
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 鼻石。
 右奥の石塔は御嶽山大神。
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