睦神社(南区白幡一丁目)

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 武蔵野線武蔵浦和駅の東500m程、白幡自治会館傍に鎮座する睦神社(さいたま市南区白幡1-16-13)。
 鳥居の柱には「昭和五十年七月吉日建立」と刻まれている。昭和五十年は1975年。
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『市指定天然記念物 睦神社社叢
  昭和四十七年七月十九日指定
  所有者 睦神社
 この睦神社は、大宮台地の南縁の舌状台地上にあり、境内にはシロダモ、ヤブツバキ、ビナンカズラ、キチジョウソウなどの暖地性植物が多く自生しています、これは、この台地の縁辺にかつて太平洋の暖流が打ち寄せており、この地一帯に暖地性常緑広葉樹が繁茂していたことの名残のものです。
 この地の古い植生を伝える社叢として、保存価値の高いものです。
 昭和五十七年一月』
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 二本の参道が交差している。右側に下りて行くと池の前に出る。
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 拝殿。
 神額には富士社とある。ググってみると、当社は元来は富士浅間社であったが、明治四十年(1907)に大字浦和領別所の村社稲荷社、大字浦和領辻の村社熊野社、大字文蔵の村社神明社と各々の境内社、そして大字白幡から無格社の諏訪社と八幡社を合祀し、明治四十二年(1909)に大字浦和領別所から無格社神明社・十羅神社・稲荷社×3・第六天社×2を合祀した後、明治四十四年(1911)に睦神社と改称したとのこと。
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 社殿斜めから。
 左側の建物は神輿庫。傍らの神輿新装記念碑の裏には「八雲神社 神輿新装奉賛者芳名」が刻まれているので、八雲神社の神輿なのであろう。
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『浦和市指定有形民俗文化財
 石尊講木製奉納太刀 一口
  安永五年、白幡邑講中の銘がある
  平成九年三月四日指定
 この木製奉納太刀は長さ三・三一メートルで、睦神社拝殿内部に納められている。桐製で目釘穴は二個ある。表面に墨で「奉納大山石尊大權現 大天狗 小天狗 御宝前 謹言」、裏面には「大願 安永五丙申年 六月吉祥日」「武州足立郡白幡邑 講中」とあり、この地域で行われていた石尊講(大山講)中の人々が、大山阿夫利神社に奉納するために、安永五年(一七七六)に製作したもんである。白幡の大山講は現在も続いているが、この太刀を持って大山参りをした記録は残っていない。
 納め太刀は、大山阿夫利神社及び大山の先導師の坊(大山参りの講中が利用する宿)などに、江戸末期から明治期にかけての長さ一間(約一・八メートル)から一間半(約二・七メートル)のものが相当数現存する。また、各地の講の地元にも残っていると思われ、浦和市内でも白幡のほかに四谷、道祖土、大間木八丁で確認されている。しかし、この太刀の製作年は、現在確認されているなかでも古いものといえ、工芸品としても、その意匠の素朴なことは、納め太刀の当初の姿を伝えているものと思われる。規模も市内の四口のなかでは、「天明二年」(一七八二)の銘がある四谷の太刀の三・六七メートルに次いで長大である。(四谷の太刀も同時に市の有形民俗文化財に指定されている。)
 なお、かつてはこの太刀を睦神社境内(崖下)の池に立てて雨乞い行事が行われていた。同様のことが四谷の太刀についても確認されているが、これは大山阿夫利神社が雨乞いの対象でもあったために、大山への納め太刀が大山参りと切り離されて、直接雨乞い行事に結び付いたものと考えられる』
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 境内社。
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 左から三峰神社、稲荷神社、諏訪神社。
 左の鳥居は昭和三年(1928)十月、右の鳥居は昭和八年(1933)七月の建立。
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 お狐さま。
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 八幡神社・阿夫利神社合祀社。
 鳥居は昭和八年七月の建立。
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 睦神社参道下の池。
 雨乞い行事を行った池と言うのはこれのことなのだろう。
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