赤城神社(富士見町横室)

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 十二山の頂に鎮座する赤城神社(前橋市富士見町横室甲55)。
 幟枠の側面には「大正十一年四月吉日」と刻まれている。大正十一年は1922年。
 駐車場は無さそうに見えたので車は古墳公園の駐車場に置いて歩いて来たのだが、十二山の北側に回り込めば境内まで入れたのね。まぁ例祭時の搬入などのことを考えればあるのがあたりまえか。

『群馬縣管下上野國南勢多郡横室字初室 郷社 赤城神社
祭神 豊城入日子命
   大山祇命 譽田別尊 経津主命 保食命 素盞嗚尊 大日孁命 建御名方命
   木花開耶姫命 龍田姫命 大己貴命 市杵島姫命 奥津彦命 奥津姫命 火結命
由緒 不詳
   明治四十年七月十六日許可、本社境内末社大山祇神社、八幡社、妙義社、衣笠社、
  八坂神社、神明社、稲荷神社四社及同大字々■無格社諏訪神社、同境内末社四社、字
  東澤口無格社諏訪神社、同境内末社六社ヲ本社ヘ合併シタリ
   大正四年十一月五日明治三十九年勅令第九十六號ニ依リ神饌幣帛料供進神社トシテ
  指定セラル
境内末社 拾七社
 大山祇神社 明治四十年七月十六日許可本社へ合併 祭神 大山津見神      
 琴平社  祭神 金山彦命
 秋葉社  祭神 迦具土命
 八幡社  明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 誉田別命
 妙義社  明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 經津主命
 衣笠社  明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 保食命
 八坂神社 明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 須佐之男命
 稲荷社  明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 保食命 
 御嶽社  祭神 日本武命
 三峯社  祭神 凢河内躬恒
 雷電社  祭神 大雷命
 神明社  明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 大日孁命
      由緒 不詳、明治十年七月當村字下庄司原三百七十二番地ヨリ移轉  
 天神社  祭神 菅原道真公
 稲荷神社 明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 保食命 
 愛宕社  祭神 火産靈命
 稲荷神社 明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 保食命
 稲荷神社 明治四十年七月十六日許可本社へ合併  祭神 保食命』
(「上野国神社明細帳」より抜粋)

 ■は蒼刂。しかし富士見村誌には薊と書かれているので、誤記なのか或いは異体字なのかも。

『富士見村大字横室字初室に鎮座し、祭神は豊城入彦命、大山祇命、大己貴命、誉田別尊、市杵島姫命、木花咲耶姫命、奥津彦命、保食命、素盞嗚命、奥津姫命、建御名方命、竜田姫命、火積命である。祭日は四月八日、十月十五日、宮司は塩原行雄である。由緒は不詳であるが、厩橋築城以来、城の鬼門鎮護として長尾氏、平岩氏を始め、代々の城主の崇敬篤く、大洞の赤城神社と共に酒井雅楽頭忠世の城主の時には、祭日には奉幣せられたと云う。当山を国見ヶ岳と称して山高く聳え、社殿は頂上に在って境内には老松が立並び風景幽邃の霊地である。
 明治四十年七月十六日に至って許可を得、本社の境内末社拾社(大山祇神社、八幡社、妙義社、衣笠社、八坂神社、神明神社、稲荷神社四社)字薊の無格社諏訪神社、同境内末社四社(浅間神社、八坂神社、風神社、諏訪神社)字東沢口の無格社諏訪神社、同境内末社六社(八幡宮、大国主神社、拔鉾神社、嚴島神社、竈三柱神社、大山祇神社)を合祀した。なお、境内七社として琴平社、秋葉社、御嶽社、三峰社、雷電社、天神社、愛宕社がある』
(「富士見村誌」より抜粋)
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 寛延二年(1749)造立の一の鳥居。
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 参道。
 石段は全部で333段あるそうなのだが、数えながら登ってみたら44+23+25+21+19+37+21+27+25+33+20+20=315。それに鳥居前の3段を足しても318段。15段合わないのだが、どこかで数え漏れしたかな。
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 鳥居から132段登った所の参道左手側に道祖神と青面金剛。その他石祠など。
 ここから左奥へと入って行くと山頂へと続いているようではあるのだが、木や草が生い茂っていて歩き難い。表参道を登って行く方が絶対楽だ。
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 道祖神の少し上に猿田毘古大神と大黒天。
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 参道右手側に四阿。左手側に……なんだろこれ。
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 猿田彦大神。右の建物はやっぱりわからない。格子の奥に立てかけられた板には上を向いた剣のような形の穴が空けられていたので、不動明王なのかな?
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 二の鳥居前の広くなった参道の脇には十基の石祠が並んでいる。
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 最後の20段。ここを登れば山頂へ到着。
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 二の鳥居。
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 拝殿。
 左側の広場には木のベンチやテーブルが設置されている。
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 広場側から。
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 狛犬。
 台座には「昭和十二年十二月吉日」と刻まれている。
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 末社。
 石祠二基は不明だが、右端の石塔には「天眞一産靈大神」と刻まれている。
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 十二山案内図。
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『富士見かるためぐり 19
つ つつじは赤城と十二山
六月中旬、山肌を紅に染める推定十万株といわれる赤城山新坂平のれんげつつじは県下に有名ですが、横室の十二山も、つつじの名所として知られています。かつて五月の開花時には、つつじ祭が催されていました。現在でも多くの見物客が訪れる憩いの場所です』

『十二山
 標高三百メートルの十二山は眺望が村内随一といわれ表参道の三百三十三段の石段を登ると頂上に赤城神社がある。また山の中腹には県内でも珍らしい千基の庚申塔が奌在する。
 この付近一帯を十二山公園としい、赤城山と共につつじの名所で五月頃には山つつじが全山を紅に染め見事な景観を呈する』
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 南側の眺望。
 手前側のネットに囲われているのは横室会館西側にある横室ふれあい公園。ストリートビューを見ると横室会館の敷地の端に摩多利神が祀られているが、この時は気付いていなかったのでそちらには行っていない。
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 西を向くと榛名山が見える。
 左手前の建物は北関東循環器病院。
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 裏参道を下って行くと、北の彼方に赤城山が見える。
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 裏参道の斜面に鎮座する石祠。何神社なのかは不明。
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 普通に表参道で下りて行くのでは面白みが無いなと思い、遊歩道を歩いて行くと、大きな石と石祠が見えた。
 石の下の石祠は何神社なのかわからなかったが、右の石祠は雷電宮。
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 その近くにも石祠。左上に見えるのは上記の雷電宮。
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 元のルートに戻ろうとすると、あらこんな所に御嶽社が。わかりにくいなぁ。
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 三峯社。
 額に刻まれた「三峯山」が初め「雨傘山」に見えたが、中に納められた三峯神社の御神札が三峯神社のものだったので、あぁこれ三峯山かと気付いてみたり。
 上野国神社明細帳の記述を見ると三峯社の御祭神は凡河内躬恒となっているが、伊弉諾尊・伊弉冉尊ではないのかな。気になったのでググってみると、沼田市の三峰山に鎮座する河内神社が三峰神社とも呼ばれており、その祭神が凡河内躬恒であると伝えられていると「かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き」と言うブログに書かれている。とすると、こちらの境内社の三峯社は秩父からではなく沼田からの勧請と言うことになるのだろうか。でも御神札は普通に三峯神社のものなのだけど。
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 またも大きな石。人の手によって並べられたものなのだろうか。
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 石祠と猿田毘古命。
 石祠は何神社なのかわからなかったが、「于時明暦元年未七月吉日」と刻まれているので1655年の造立であることはわかる。
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 半ば土に埋もれた庚申塔。
 山の中腹に千基の庚申塔があるとは書かれていたが、どうやら状態はあまり良くはないようだ。
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 猿田毘古大神と庚申塔。
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 庚申塔。
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 下は草が生い茂り、上は木が覆い被さるように伸びているため背を屈めながら進んでいるうちにどうやら道に迷ったようだ。ここどこ。
 とりあえずわかるところまで戻り、あとは大体こっちだろうと当りをつけて歩いて行くと、そのうちに表参道に出た。やれやれ。
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