春日部八幡神社(粕壁)

IMGS7488s.jpg
 東武野田線八木崎駅の北300m程の位置に鎮座する春日部八幡神社(春日部市粕壁5597)。
 すぐ北側の春日部稲荷神社とは境内で繋がっているが、それぞれ別の神社である。
IMGS7495s.jpg
『→「参道入口道標石」について
 当神社前の道路は、往古下総国より武蔵国に向かう鎌倉街道の道筋であり数多くの歴史がきざまれてきました。
 この道標石は、これまでの金山の踏み切りの先、三叉路に当神社の「参道入口道標石」として建立されていましたが、自動車によって倒壊することが多く安全のために去る平成九年二月にこの参道に移設しました。

 ←「都鳥の碑」について
「名にしおはばいざ言問はん都鳥
      わが思ふ人はありやなしやと」
 この歌は、在原業平(平安時代の歌人)が奥州に旅をしたとき、武蔵国と下総国との境にある隅田川の渡しで詠んだものである。往古当神社の辺りが両国の境になっており、奥州への通路にもなっていました。この石碑は。その故事を後世に伝えんと、江戸末期嘉永六年(一八五三年)粕壁宿の名主関根孝熈が千種正三位源有功に依頼し由緒をあらわしたものです』
IMGS7499s.jpg
 一の鳥居。
DSCF7624s.jpg DSCF7620s.jpg
 狛犬。
IMGS7519s_20161111201413787.jpg
 二の鳥居。
IMGS7525s_20161111201412573.jpg
 石燈籠。
 胴体部の前面に「新方鎮守社」、背面に「天保十三年壬寅八月十五日供燈」と刻まれている。天保十三年は1842年。
IMGS7527s.jpg
 頑張って支える狛犬。
IMGS7528s.jpg IMGS7529s.jpg

IMGS7568s.jpg IMGS7564s.jpg
 拝殿。
 この日は七五三のお参りに来た親子連れが多く、拝殿前で記念撮影をする方々がいなくなるまで他の所を撮りながら時間潰し。
IMGS7481s_2016111120582857f.jpg IMGS7479s_2016111120582819f.jpg
 狛犬。
DSCF7616s.jpg
『春日部八幡神社
 所在地 春日部市粕壁五五九七
 新編武蔵風土記稿にも粕壁宿の鎮守として掲載されている春日部八幡神社は、元弘年中(一三三一~一三三四)この地域の武将であった春日部氏により、鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したものといわれている。この神社は、春日部氏の領地であった新方領の総鎮守であり、その鳥居には「新方荘惣社」の額が掲げられている。天保十一年(一八四〇)の氏子連名帳には、現在の久喜市、杉戸町、白岡町、宮代町を含む五十二ヵ村の氏子三千六十五名を記録している。
 本殿後方の高地にある旧本殿は、萱葺き、柱間一・六メートルの流れ造りで、室町期の流れをくむ桃山時代ごろのものと推定され、市内では最も古い建造物として春日部市指定文化財となっている。
 参道入口の左側には、嘉永六年(一八五三)に粕壁宿の名主関根孝熈らが建立した在原業平の故事とこの八幡神社の由緒を伝える石碑がある。
 また、参道中央の大イチョウには、元弘年間に飛来したイチョウの枝が一夜のうちに成長し、参詣人を驚かせたという伝説がある。
 この神社の境内につづく稲荷神社横には、通称「浅間山」と呼ばれる高さ八・二メートル、周囲二百メートルにも及ぶ、この辺りでは最も大きな富士塚がある。この富士塚は、江戸時代に隆盛を極めた富士講による富士信仰の対象として築かれたもので、弘化二年(一八四五)に行われた修復工事には、粕壁宿はもとより、幸手領、岩槻領からも大勢の信者が集まったと記録されている。毎年七月一日の初山には、市内各地より赤子を抱いた母親が、子育ての無事を祈ってこの富士塚を訪れている。
 昭和六十一年三月』
IMGS7532s_20161111211706b9d.jpg
『六百五十年遷宮記念
 当春日部八幡神社は鎌倉時代元弘年間(一三三〇年代)市祖春日部氏が相州鶴岡八幡宮より御霊を勧請したのが始まりと伝えられ昭和五十七年御鎮座六百五十年祭を迎えることとなりここに記念事業として御社殿等の大修造工事を実施して氏子中より奉賛総額一億二千余万圓が奉納されました
また記念事業として奉納薪能が催され盛大に奉祝祭が執行されました ここに後世のため記念碑を建立しこの事蹟を残します

 記念事業
 一、本殿拝殿屋根葺替及改修工事
 一、幣殿新築透塀改修工事
 一、奥社(旧本殿)及上屋改修工事
 一、拝殿前及参道脇石玉垣工事
 一、社務所改修工事
    渡廊下授与所参拝者休憩所
 昭和五十七年十月十一日建』
IMGS7539s.jpg
 奥の院の鳥居。
IMGS7541s.jpg
 奥の院。
IMGS7551s.jpg
『奥の印復興記念碑
 御本殿裏のこの地には、これまで春日部市最古の建造物として市の文化財指定を受けた旧本殿がありました。この建物は、室町時代の建築様式で桃山時代の作といわれ、朱塗りの桂壱間社で向拝を付けた萱葺屋根の流れ造りのものでした。しかし、去る平成七年十一月五日夕刻、不審火により焼失しました。
 その後、氏子崇敬者の方々より旧本殿復興への強いご要望があり、神社役員一同そのお心をうけ、奉賛活動を開始しました。この結果、多くの御浄財を戴き、平成八年四月御社殿等の復興事業が始まり、同年十月十五日に竣工式を斎行致しました。
 新しく建立された御社殿は、旧来の形を模したもので、安全のため銅板葺となっています。今後は、これまで親しまれてきた「奥の院」という名称を以て大切に保存継承して参りたいと存じます。
 後世のため之を記します。
 平成八年十月吉日』
DSCF7634s.jpg
 旧本殿の案内板。
 現在は焼失してしまったが、かつてはこうであったと言うことがわかる。
IMGS7548s.jpg
 香取社。
 傍の石祠は松尾大神。
IMGS7558s_20161111212633677.jpg
 鹿島社と愛宕社。
IMGS7555s_2016111121263267c.jpg
 参拝順路案内図。……はっはっは、逆に回ってしまっていたわ。
IMGS7454s_201611112138056f9.jpg
 御嶽社の鳥居。
 一見すると奇妙な形だが、柱の内側には四角い穴が開いているので、貫が外れてしまっているだけのようだ。
IMGS7459s_20161111213804abf.jpg IMGS7464s_201611112138037fa.jpg
 御嶽社。
 その前には「御嶽大神 大己貴大神 少彦名大神 板倉大神」と刻まれた石塔。
IMGS7474s_20161111213802b17.jpg
 氷川社。
 左の祠は御嶽社。ここから奥へ向かって行くと春日部稲荷神社に続いている。
IMGS7426s.jpg
 天神社の前に設置された案内板。
IMGS7425s_201611112149194c7.jpg
 天神社。
IMGS7429s.jpg
 左から秋葉明神、母性乳神、松風馬頭観世音、常陸馬頭観音、井戸水神、猿田彦大神、重脩祠宇華表碑。
IMGS7434s.jpg
 泥がこびりついていて殆ど読み取れなかったが、やはり先に調べている方はおられるもので、「スネコタンパコの「夏炉冬扇」物語」と言うブログにこちらがなんであるのか記されていた。
 左から観世音菩薩、権現菩薩、鬼子母神、虚空蔵菩薩、妙正稲荷と刻まれているのだそうだ。
IMGS7446s.jpg IMGS7447s.jpg
 二頭の馬が刻まれた石碑。馬の上には下記の歌も刻まれている。七十三翁孝熈とは由緒書きにも記されている関根孝熈が七十三歳の時、と言うことだろう。
『春之日乃野農部之
 母里能下草爾不繋
 駒毛睦志九古曽
 安政三年十一月晦七十三翁孝熈』
IMGS7407s.jpg
 弁天社の鳥居。
 柱には「昭和六十一年二月吉日建立」と刻まれている。
IMGS7409s.jpg
 二の鳥居と本殿。
IMGS7414s_201611112149165f7.jpg
『弁天社御造営記念碑
 当社には、出雲大神(大国主命)・宗像大神(市杵島姫命・田心姫命・瑞津姫命)がまつられており、本社春日部八幡神社の末社”弁天さま”として古くから地域の人々の厚い崇敬をうけてまいりました。棟札によるとこれまでの社殿は江戸時代文化十四年(一八一七年)に造られたもので、幾度かの修造工事はしたものの経る年月の長きにより損傷著しく氏子総代会役員協議の結果、本社御鎮座六百五十年祭記念事業の一環として、昭和六十年十一月御造営工事を着工、翌六十一年二月装いも新たに竣工いたしました。
 今度の事業に対し、氏子崇敬者の皆様より多大なる御奉賛を賜りました。御神威の益々の発揚を御祈念し、ここに芳名を刻みこの功績を後世に伝えます。
  昭和六十一年二月吉日』
IMGS7418s_20161111214915b0b.jpg
 大宮能賣神。
 側面に刻まれているのは「弘化二年十一月」かな。それなら1845年の造立と言うことになる。
IMGS7531s.jpg
 神輿庫。
IMGS7559s.jpg
 力石。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ブログ内検索
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
FC2カウンター
プロフィール

梁瀬

Author:梁瀬
無駄な徘徊でCO2を増やす、
方向感覚に不案内なヒト

リンク
RSSフィード