鶏足寺(小俣町)

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 真言宗豊山派仏手山金剛王院鶏足寺(足利市小俣町2748)。
 参道入口の石柱には「別格本山 鶏足密寺」とある。
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 山門。
 駐車場は寺の東西に二箇所あるが、山門前にある城山町自治会館の駐車場に停めさせてもらった。
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『仏手山金剛王院鶏足寺
 當山は、開創一千二百年に及ぶ大本山で釈迦如来を本尊とし、また五大尊(不動明王など)の寺院として天慶(九四〇)以来著名である。
 はじめ天台・真言兼帯の寺院であったが、文永六年(一二六九)下野薬師寺の長老・慈猛上人を迎え、真言宗慈猛流全國総本寺となり、末流はその数三千といわれ、遠く四國の善通寺までその教線は及んだ。
 天皇祈願寺として、又、修行道場の基盤を古くからととのえ密教文化の聖地として栄えていたが、天文二十二年(一五五三)上杉謙信関東鎮定の折り兵火にかかり勅使門を除く堂舎はみな焼失する。江戸期再建され、やゝ旧観に復したが十分の一程度の規模に縮小されたのは惜しまれる。
 現在、不動尊の霊験弘布をめざし正五九の各月参拝者で賑わいをみせている』
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 参道。
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 勅使門。
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『足利市重要文化財(建造物) 鶏足寺勅使門 一棟
 紅梁蟇股で棟を支え、各柱上は出三斗の組物で桁を受けている。控柱(方柱)の面取りは少なく、軒廻りは二重疎垂木で、板蟇股の曲線も複雑で、その他細部に後補の分が多い。修理によって屋根の柿葺が銅板で覆われているが、正和年間(一三一二~一三一六)の築造という寺伝のとおり鎌倉時代末期の面影を残している古建築である。
  昭和四十五年三月二日指定』
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 本堂。
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 別角度から。
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『仏手山金剛王院鶏足寺
 大同四年(八〇九)東大寺の定恵上人が世尊寺という寺を建てたのが鶏足寺の始まりです。その後、比叡山の円仁上人(慈覚大師)により寺域が拡大・整備されました。
 天慶二年、平将門の乱平定に際し、常裕法印は、秀郷の請いをうけ将門調伏の修法を行いました。功により秀郷は将門を倒し、寺も鶏足寺と改められ、寺領をふやし、寺の基礎を不動のものとしました。
 鎌倉時代文永年間、下野薬師寺の慈猛上人をむかえ真言宗にかわり、慈猛流の全国総本山として山内に二十四院・四十八僧房をもち全国に三千十余の末寺があったと伝えられています。室町時代天文年間、兵火にかかり寺の堂宇は焼失し、古くからの什宝も多く失われました。今に伝わる次のような文化財に寺の盛時をしのぶことができます。
  ○ 重要文化財
   銅印   (平安時代)
   太刀銘力王(室町時代)
   梵鐘   (鎌倉時代)
  ○ 県指定文化財
   両界曼荼羅図
   絹本著色 五大明王像
  ○ 市指定文化財
   銅造 釈迦牟尼仏坐像、紋織物(山藤の錦)
   鶏足寺勅使門
 その他未指定の不動明王坐像、五大尊像、などの仏像、鶏足寺文書、梵鐘、仏画、陶磁器など多数あります。
  昭和六十二年四月』
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 布袋尊。
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 不動尊堂。
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 唐破風に施された彫刻。
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 斜めから。
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 閻魔天堂。
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 延命観音。
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 七福神。
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 猿田彦大明神と不動明王。
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 サルスベリの木。
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『足利市重要文化財(天然記念物)鶏足寺のサルスベリ 四本
 それぞれの目通りの太さ(胸囲幹囲)は一m以上あり、高さはいずれも八mを超える。花は紅色で七月から九月下旬ないし十月初旬まで咲いている。太さに多少の差はあるが、配置から見て同時期に植えられたと考えられる。寺の記録には残されていないが、樹齢は二〇〇~三〇〇年のものと推定される。
 サルスベリは中国南部原産の樹木で、寺院等に多く植えられている。別名百日紅といわれるように花期が長く、およそ三ヶ月にわたって花を咲かせる。
 市内では他にも寺社や公園等によく植えられているが、これほど太いものがそろって健在しているのは珍しい、また、太さが一mを超えるものは今のところ見当たらない。四本ともそろって大切に保管されたいものである。
  平成十四年十一月十四日指定』
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 赤門。
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 城山町自治会館の南側にある五大明王像を安置した蔵……で、いいのかな。
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「足利市指定重要文化財 五大尊付不動明王頭部」と書かれた案内板が設置されているのだが、本文は判読できないほどに薄くなっており詳細は不明。
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 宝篋印塔。
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 庚申塔。
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 タブノキ。
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『足利市重要文化財(天然記念物)五尊教会のタブノキ 一本
 目通りの太さ(胸囲幹囲)二・五m、高さ約十五m。枝は東西に十四m、南北に十六m張り出している。新芽と花梗は赤色を帯びる。花は五月に咲き、果実は八月頃紫黒色に熟す。
 タブノキは元来暖地海岸生のものであるが、関東地方の内陸部にも点在する。県内では太平町の太平山に、群馬県では館林市や板倉町、千代田町でその存在が確認される。
 この木が自然に根付いたものなのか、人為的に植えられたものかは不明であるが、この地が山裾で冬の北西風から守られ、適度な水温にも恵まれていることから、古い時代に分布したものの子孫が生き残った可能性も考えられる。市内の両崖山頂のホソバタブとともに希少なもので、樹齢は二〇〇年を超えるものと思われるが、樹勢もよく大切に保存されたいものである。
  平成十四年十一月十四日指定』
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